EspañolとBailamos な3日間
ラテンサロン KAMAGATA
今度のOIW(大阪インザワールド)は「アルゼンチン」だという情報を耳にしたのはおよそ1年程前…。 OIWには過去に(確かロシア編の時、金髪、青い瞳のロシア人特有のクールビューティな眼差しに圧倒されて、 ろくに話せず交流などはかれなかった…)苦い思いをしたこともあり、 ちょっと懲りてそれ以来参加するのは遠慮していたのですが…。
一応KAIFAのラテンサロンの一員である身としては“Españolスペイン語”の国であるアルゼンチンに興味が沸かないはずもなく「まだ一年もあるし、それまでにはスペイン語を完璧マスターして今度こそばっちりコミュニケーション!」な〜んて思ったのもつかの間…。瞬く間に時は過ぎて気がつけば「貝塚・到着」の当日を迎えていたのでした。「どうしよう…全然マスター出来てない!まあ単語さえ並べとけば多少はなんとか…」と、とりあえず電子辞書をしのばせて会場へ…。
いよいよご対面の瞬間、予想通りの人なつっこく陽気なLatinos!なんだか楽しそう〜!な予感?…。セレモニーを終えてようやくテーブルについて和やかなランチタイムが始まりました。しかし、話したいことはいっぱいあるのにいざとなるとなかなか言葉が出てこない!ごく簡単な単語でさえ「え〜っとなんだったっけ??」「え〜っと、この動詞の活用形は…??」頭の中はもうぐるぐる渦巻き状態…。結局、外国語を話す上であんまりしてはいけない“頭の中で文法を組み立てて考える”という行為にどっぷりと陥ってしまっていたのでした。
おかげで食欲もすっかりなくなり、目の前に積まれたせっかくのマクドのハンバーガーも喉を通らない始末…。不完全燃焼のままランチタイム終了でした。
午後からの市内見学のバスの中も終始にぎやかラテンムード満開!しかし感心したことは、彼らは陽気だけれども礼儀正しく、時間も厳守、思ったよりもはるかにきっちりしていたということです。きっとセルヒオ(団長)さんの教育、躾が行き届いているのでしょうね。そして日本に来るにあたって言葉も含め色々なことを勉強してきているんだな…と感じました。集合時には点呼代わりに次々と「イチ!ニィ!サン!…」と各自が日本語で順番に連呼してゆくのには驚きました。
翌日は目の覚めるような晴天!まさにバーベキュー日和…。朝、10時に海浜公園に行くともうすでに何人かの方々が来られていて、さらにその中には何人かの Argentino達も準備を手伝ってくれていました。「昨晩はよく眠れた?」と聞くと「bien(とっても〜!)」とガッツポーズ!さすが若いから元気です。
でも食欲に関しては聞いていたのとはいささか違い、殆ど私達と変わらない日本人並み…。「肉なら一度にひとり軽く1kgは食べる!」だのの情報は一体何だったのでしょうか…?もちろん彼らはダンサーだから、もしかしたらそれなりにウエイトコントロールを心がけているからなのかもしれません。
食事の後は当然のことながら“お約束”のミュージックとダンス!!
降り注ぐ太陽!煌めく海!緑の芝生の上でスペイン語のかけ声に合わせて老若男女手を取り合って輪になって…「ここは一体どこ?えっ二色浜?嘘みたい…」な情景。
でもみんな笑顔で楽しそう!これですよ…!これ!これこそがまさにラテンBailamos(私達は踊る!)なのです。この時ばかりは大不況だの、金融危機だの地球温暖化だの…暗い話はとりあえず遙か彼方にうっちゃって…平和なひとときを実感しました。
本番のコンサートではうって変わってプロフェッショナルな完成度の高い彼らのダンスに魅了されるばかり…。昨日の、ジャージ姿で炭を団扇であおいでいた、タワシで金網を擦っていた…彼らと、とても同一人物だとは思えませんでした。「さすがだなぁ…」の一言です。ご存じのように最近、恐れ多くも人前でラテンダンスなるものを踊っている私達ですが、彼らと比べたらまるで小学校の学芸会並み!(当然ですが)恥ずかしくなりました。一日目のパーティも2日目のバーベキューも、そしてコンサートのフィナーレも“みんなでダンス”で締めくくり…。かくしてBailamosな3日間が終わりました。
改めて彼らとの交流を交えた3日間を振り返って思ったことは、「ダンスって、踊ることって、本当に楽しい!身体を動かすことってやっぱり気持ちいい!」ってこと。それは時には世代も民族も言葉の違いも超えた“交流”ができる手段でもあるのですね、きっと…。彼らがそれを教えてくれたような気がします。踊っている時の彼らの表情と笑顔は最高でした。これからは(たとえ人前に出ても)もっと自分自身も楽しめるようなダンスがしたい…!と思いました。“学芸会”を脱出できるか否かは定かではありませんが…。そしてEspañnolの件はとりあえず、次回(スペイン語圏の国来日)までの課題として持ち越し?ということで…。
“アルゼンチン”日本から見たら遙か地球の裏側の最果ての国。少年マルコが母を訪ねて三千里も旅した国。子供の頃からそういうイメージがありましたが今はとても近い国に感じます。行ってみたいけれどこの先そうそう訪れる機会はないかもしれません。いつの日か再び「ウダオンドバレエ団」が来日して、成長した彼らの円熟味をおびたダンスが見られることを密かに心待ちにすることにします。
¡ El baile me encantó , Gracias ! (魅了されました、ありがとう!)
¡ Hasta la vista !(また会いましょう!)