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ホームステイ通信

ホームスティを受けて!

 KAIFAから台湾の語学留学生のホームスティ引き受けてくれないかとの話に最初は私自身の体調不安、 帰阪する孫達の世話もあり、やりきれるか心配で迷った。でも中国の男の子を1泊してもらったこともあり、 何とかやれるのではと申し込んだ。

 ホームスティはマンションの大掃除から始まった。部屋を彼女のために整えなければならない。 滞在中狭いマンションで快適に過ごしてもらうために、まずカーテンの洗濯に、ベッドを動かして掃除、 ガラクタの撤去等に汗だく。日頃怠けているので結構重労働だ。次にすべきは毎晩の食事のメニュー作成。 幸い事前の打ち合わせのとき彼女からの好みを知ることができ、食べられないものが判り助かった。 食事は矢張り一番気を使う。料理は得意でないし、近頃若い子のための料理は殆どしない。 でも「牛肉が食べられない」、「お好み焼きをやってみたい」と書いてあったし、事前に3回メールの交換が役に立った。 彼女のメールの1部です。

「私は牛肉は嫌いではないですが食べられないです。母はこう言いました。

「昔、台湾では農業社会だったので、牛は私達の友達です。」また、私は牛年で生まれたなので、 牛を食べるのはよくないです。豚肉と魚類等なら大丈夫ですよ。牛肉以外の食べ物はとくに苦手なものは 多分ないと思います。

これを読むと彼女はとても優しい女の子だと判るし、文章もとても上手だ。

 いよいよ月曜日ご対面。一人の可愛い女の子が目の前に現れた。 「你(にー)好(はお)」「欢迎欢迎」陳映蓁(つぇん いんちぃん)である。 この子が我が家にやってきたのだ。主人と義母の3人暮らしが明るくなった。 上手な日本語で家族ともすぐ打ち解け、夫や義母にもいろいろ話しかけていた。 2日目は孫一家がやってきた。特に中一の孫は彼女に会うのを楽しみにしていたので、 陳映蓁(つぇん いんちぃん)に会った途端次々と早口の関東弁で話しかけていろいろ質問している。 二人とも言葉の違和感を全然感じていない。 陳映蓁(つぇん いんちぃん)は持参した台中県の案内書を広げて説明しているし、 夜遅くまで台湾のことや、学校のことを話し合っていた。 小学生の孫も「中国語で1,2,3、~はなんと言うの?」きいて 「イ、アール、サン、スー」と声を出して練習している。 こんな無邪気なやり取りによる交流が、若い彼らが将来国境も意識せず どの国の人達とも自然に付き合えるようになり、すぐ仲良くなるいい方法だろうなあ。 ホームスティしたメリットを実感した。

 問題はホストファミリーによるフリータイムの過ごし方だ、そんなに大層に考えていなかったが、 殆どがUSJに連れて行くと言う。この猛暑に?第一私の体力が持たない。

 結局私と澤田さんだけ海遊館を選んだ。それでも当日は子ども連れの家族で人が一杯。 いろんな魚を見るたび歓声をあげ写真撮りまくる。しっかり見物し7時にやっと帰宅だ。 それから夕飯だ。かなりきつい一日だった。 因みにUSJが彼等にとってとても人気があることは後の作文によっても伺い知ることができた。 殆どの学生が見た時の驚きをまるでアメリカへきたようだと表現している。 京都見物よりインパクトがあったようだ。 でもそれが日本へ日本語の勉強に来た1番印象的なことならちょっと淋しい。

 無事5泊6日のホストファミリーの役目終わろうとしている最後の夜、 彼女は「お母さん、お願いがあります。畳の上に布団を敷いて寝たいです。」という。 そこで和室に布団を敷いて二人枕を並べて寝た。 程なくすやすやと寝息が聞こえてきた。 その可愛い寝顔を見ながら、知らない日本の家で緊張しながら過ごして、 想像していたのと違ったかな?満足してくれたしらと、期間中のことを思い返していた。

 外食もあったけど、孫達とお好み焼きを作り、料理の下手な主人の作った肉じゃがを 美味しいといって2回もおかわりをして私を驚かし、読んでいる日本の文学について話をし、 食事の後は食器を洗ってくれたりした。あっと言う間の1週間だった。 その間に本当の娘のように思えてきた。ホストファミリーをさせていただいてよかった。

 彼等達はこれからもっといろいろ学び、成長して行くでしょう。 日本と台湾、いいえもっと国際的に大きく羽ばたいていくことを願わずにはいられません。 そのためのちょっとしたお手伝いができました。

                                 
ホームステイ 木岡ファミリー